こけし夫婦の不妊治療ep.08 -子宮内膜症-

不妊治療

今回も子宮内膜症の体験談です。子宮内膜症の手術や予後についてお話していきます。
手術を終えたコケ美のところにコケ志がお見舞いに来たみたいです。

コケ美
コケ美

お見舞いに来てくれてありがとう!

コケ志
コケ志

おつかれ様。
手術はどんな感じだったの?

コケ美
コケ美

手術は全身麻酔で気づいたら終わってたんだけど、手術後の夜寝る時がお腹痛くて痛み止め打ってもらっても辛くて辛くて…。

それは大変だったね…

手術までの流れ

手術の準備として、腸の中を空っぽにしないといけないので絶食をします。
さらに浣腸してしっかり空っぽにします。
この浣腸もつらくて、注入されてからしばらく便意を我慢しないといけません。
しかも、ちゃんと出たか、どういった状況かを看護師さんに見てもらわないといけないという…。
改めて文章にして振り返ると恥ずかしいんですが、この時はもうそんなことは言っていられない!そんな状況でした(笑)
そして次にラインの確保。からの手術室へ移動、麻酔をかけられるという流れです。
全身麻酔なので、手術室に入ってからはうとうとしていつのまにかフェードアウト。

手術が終わって

起きたら手術は終了。
意識が戻っても挿管されているままなので息がしづらかったです。
すごく寒くて歯がガチガチしていました。看護師さんの体温35度!とかいう言葉が聞こえてきたのを覚えています。
意識があることを確認されて、挿管を外されました。気持ち悪くてオエっとしてしまいました。

手術後の1日は個室で管理されます。
エコノミー症候群防止のために足にマッサージ機がつけられるのですが、一般的なマッサージのような気持ちよさはかけらもなく、空気の圧縮具合でなんとも言えない強さで、しかもうるさい!

術後の痛みがあまりにひどいため、ナースコールをして痛み止めの注射を打ってもらいました。
しかし、痛みは治まらず、寝返りもままならずなかなか寝付けませんでした。
何かあった時に呼ぶナースコールのボタンを万が一下に落としたら絶対に起き上がって取るなんて無理だと思い、生命の危機を感じながら握りしめていました。

痛みに耐え忍長い長い夜が過ぎると次の日は大部屋に移動するよう指示がありました。
個室から移動のため、歩くのがつらい…。

大部屋に移動後

2,3日経つと歩くのも余裕になってきたので階を移動したり、病院内の購買に行ったりしてました。毎日今日のご飯メニューが貼ってある掲示板までの往復もしてました。食い意地が張ってたのかな(笑)
なんでも手術後早くから歩くことで手術部位の癒着を防ぐためにすぐに歩かせるということらしいです。

今回行った手術 腹腔鏡下手術とは

子宮内膜症の手術は腹腔鏡下手術という方法で行いました。

お腹に数か所の小さな穴をあけ、炭酸ガスを入れてスペースを作り、そこからスコープや鉗子を入れて手術を行う方法です。昨今の技術的な発展と医療機器の進歩により、多くの婦人科疾患が腹腔鏡下手術で施行できるようになってきています。
腹腔鏡下手術は開腹術と比較して、手術の創部が小さく美容的で、術後の痛みが軽度で入院期間が短いため術後早期に日常生活へ復帰することができます。また開腹術と比較して術後に腹腔内の癒着(腸や膀胱が子宮・卵巣・卵管などの創部に結合すること)が少ないため、癒着による術後疼痛や不妊症になることが少ないこともメリットとして上げらます。

東京都女子医科大学産婦人科HPより

コケ美も一応まだ30前だったので、傷が小さくて目立ちにくいというのはありがたかったです。
それでは、今日の記事はここまで。次は術後の経過をご紹介したいと思います。

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