こけし夫婦の不妊治療ep.12 -人工授精-

不妊治療

今回は「人工授精」のお話です。
不妊治療といえばまず思い浮かぶのが人工授精ではないでしょうか。
こけし夫婦は人工授精を5回行いました。
今回は1~3回の人工授精での精子の結果と流れについて説明します。

コケ志
コケ志

タイミング法の次は人工授精?に進むのかな?

コケ美
コケ美

うん、そうだね。
排卵日を予測して人工授精の日を決めるから、生理の3日目に受診してその後3~4日後にもう一度受診、卵子がどのくらい成長しているか確認していくよ!

コケ志
コケ志

結構頻繁に通院するね…

コケ美
コケ美

そうだね、こまめに通院してより正確な排卵日を予測しないと…
ここが1番大事なの。

人工授精とは

人工授精と聞くと体外受精と混同するひとがいますが、人工授精は精子が子宮に入るところまでを人工的に行うもので、受精から妊娠までの過程は自然妊娠と同じです。(ちなみにコケ志は混同していました)
人の手によって、精子を途中まで運んであげるというのがイメージしやすいと思います。
体外受精等に比べ費用も安く、身体への負担も少ないため、女性側に明らかな不妊原因がなく、年齢が若い場合には体外受精より前にすすめられることが多い方法です。
人により向き不向きがあるので主治医に相談して決めましょう。
一般的には5回程度挑戦してダメなら次のステップへ移行します。

人工授精の流れ

人工授精の当日までにも検査等がありますが、ここではこけし夫婦の当日の流れで説明します。
・8:00
男性が専用容器に採精し、病院に持参します。病院により採精室での採精も可能。
病院が運動率のいい精子を選別します。
こけしの場合は受け渡した後、普通に出勤しました。
・9:30
あらかじめこの時間に来るように言われたのでコケ美は病院へ行きます。
カテーテルのようなもので精子を注入されてタンポンを装着し終わりです。
なんとなく下腹部に違和感がある程度で痛みはありませんでした。あっという間に終わった感じです。

人工授精の費用

人工授精の費用は一般的に1~3万円程です。
こけし夫婦の場合は人工授精自体の費用は1万2000円。人工授精のための診察などもあるので、1回当たり1万5000円程でした。
当時はまだ保険適用ではなかったので全額実費でした。ただ、自治体からの補助金(3万1000円)があったので実質負担したのは以下の通りです。

人工授精費用:15,000円×5=75,000円
自治体助成金:31,000円
実質負担額 :44,000円

こけし夫婦の場合は、こんな感じでした。
令和4年4月から不妊治療が保険適用されました。それに伴って、自治体の助成金が廃止されたり、減額するという場合もあり、保険適用によって適用前より負担額が増えたというケースもあるようです。3割負担になると考えるとほとんどの場合は自己負担額が減るとは思いますが、必ずお住いの自治体のHP等で補助金の有無を確認しておきましょう。
(参考:厚生労働省(不妊治療に関する取組)

人工授精時のコケ志の精液検査結果は…

最後に1~3回までのコケ志の精液検査の結果を見てみましょう。
直線速度の項目が重要になってくるのですが、1回目はAランクがまさかの「0」「少しでも動きの良いのを何とか選んで人工授精に使用します。」と言われてショックを受けていました。
2回目、3回目の値を見ると薬や生活習慣の見直し等で結果が良くなっていっていることがわかります。

しかし、1~3回の人工授精でも残念ながら実を結ぶことはできませんでした。
次回は人工授精中編をお送りします。ではまた次の記事でお会いしましょう。

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