こけし夫婦の不妊治療ep.16 -体外受精-

自己注射で排卵誘発剤を打つコケ美 不妊治療
自己注射で排卵誘発剤を打つコケ美
コケ美
コケ美

いよいよ、体外受精にステップアップするよ!

コケ志
コケ志

これからコケ美の負担がだいぶ増えるから、僕も手伝えることがあったら言ってね!

コケ美
コケ美

まず、自己注射が怖いなぁ…私が無理だったら打ってほしい…

コケ志
コケ志

え、いや…それは…

体外受精の流れ1(排卵のコントロール)

妊娠の確率を上げるためにホルモン薬(飲み薬と注射)で排卵をコントロールします。
これにより多くの卵子を採卵することができます。
コケ美のお世話になっている病院でも注射による排卵促進をする方法をとることになるのですが、自分で注射をしなくてはならなくなりました。
病院に通って代わりに打ってもらうことも可能ですが、毎日通院するのは大変ですので、コケ美は頑張って自分で打つことに決めました。
打ちやすいエピペンタイプのものもありますが、経済的負担が増えるでのもあり、自己注射を選択しました。
治療方法については人それぞれあった方法を相談できますので、かかりつけの先生とよく相談しましょう。

自己注射の感想

初め看護師さんにやり方を教えてもらうのですが、すごく淡々とすすめられました。
ふた外して~薬液調合して~注射準備して~吸って~はい、打って~というような感じです。
これは、人によると思いますが恐怖を感じる前に一思いに自分で注射をすることができたのである意味よかったです。「怖いですよね~」とかいいわれると逆に躊躇してしまいそうで…。

こんな感じに教えてもらいその時は自分で打っても大丈夫!と思うのですが、実際に家に戻っていざうとうと思うと、恐怖がこみ上げてきます。
薬液がちゃんと混ざっているかとか、注射するとき空気が入ってしまわないとか、いろいろ考えてしまいやはり不安になってしまいます。

針は深く刺さないといけないのがつらかったです。
さらに、針を刺して痛いのに注射器を押して薬液を注入しないといけないのもきつかったです。

コケ美 仕事辞めるってよ

人工授精にチャレンジしていた時は、上司の理解もあり時間休や1日お休みをもらい、自分の仕事と両立してなんとか出来ていたコケ美でしたが、体外受精に挑戦しようと決意したタイミングで異動が決まりました。
今までは事務の仕事で出張もなく、自分の裁量で上手くお休みを取得できていましたが、新しい部署は出張(泊まりや長距離)が圧倒的に増え、かつ残業も多くなってしまいました。
それでも新しい部署の上司に今の状況を説明し、なるべく出張から外してもらえないか(同じ部署でも仕事分担によっては出張が少なくすることと可能な感じでした)相談しましたが、なかなか不妊治療の予定の立たなさや、どのくらい休みが必要なのか私なりに説明しても上手く伝わりきらず仕事を辞めることも視野にいれはじめました。

今までは妊娠したら産休、育休を取って仕事復帰したいと考えていましたが、上司にいくら説明しても休まないといけない時にはどんどん休めばいいという言葉だけで(業務内容は変わらずというかむしろ増え、別段の配慮等はありません)、具体的な解決が望めず、かつ慣れない出張や業務でしんどくなってきてしまいました。
夫婦で働いた方が金銭的にも余裕ができるし、と今まで辞めることなど考えもしなかったコケ美でしたが、いつ授かれるか分からない中でストレスを溜めながら仕事と不妊治療を両立して、もしいつまでも授からなかったら…あの時仕事を辞めていればストレスから解放されて授かれたかも…と後悔するくらいならと仕事を退職することを決意しました。

次は、不妊治療の番外編。もしこけし夫婦に赤ちゃんが授からなかったらどういう人生を歩むのかを少し考えて(妄想して)みました。
先の見えない不妊治療に同じような感情を抱く人もいるかと思います。
それでは次の記事でお会いしましょう!

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